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頭痛が起きたら疑う疾患は? [医学(神経)]

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今回は神経系

特に症状としては頭痛に関することを勉強していきましょう。

頭痛といっても、重篤なものから、そこまで重篤でないものがありますね。

特に医療者に求められるものは緊急性のある頭痛を見つけること。慢性頭痛をきちんと診断することなどが重要になりますね。


頭痛の分類


頭痛は機能性と症候性に分けられます。

実際、普段の外来で患者さんが頭痛を訴える場合機能性頭痛が多いです。

それでは機能性頭痛にはどんなものがあるのかというと、片頭痛や緊張性頭痛です。特に緊張性頭痛が多いです。

それでは症候性頭痛にはどんなものがあるかというとクモ膜下出血などが耳なじみの疾患かと思います。

ちなみにクモ膜下出血の年間罹患率は0.01%です。

少ないですがかなり重要です。

頭痛の鑑別診断


それでは頭痛と言われたらどんな病気が思い浮かぶのでしょうか。
上記のものも含めて見ていきましょう。

【頭痛の鑑別診断】
機能性頭痛として、片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛
聴講生頭痛として、頭部外傷、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、動脈炎、高血圧、髄液圧亢進、髄膜炎、脳腫瘍、薬物による副作用、低酸素血症、低血糖、神経痛などが挙げられる。

結構ありますね。

今回はこの中から特にクモ膜下出血を見ていきましょう。

クモ膜下出血の特徴は?



それではクモ膜下出血の特徴を見ていきましょう。

クモ膜下出血は「急激発症で数秒以内に最強になる頭痛」として定義されます。
Thunderclap headache

と言われたりもします。雷鳴頭痛ですね。
特に患者さんは痛くなった瞬間のことがはなせます。

つまりどういうことかと言うと

「いつ痛くなりましたか?』と聞けば

「〜をしていて、箸を落としたとき」や「ジムの帰りの自動ドアが開いたとき」などかなりその時の状況を鮮明に応えることができるのです。

その他に症状としては

頭蓋内圧亢進症状として、悪心、嘔吐、意識障害、痙攣がでたりします。

他に髄膜刺激症状として、頸部硬直などが見られます。

診断には速やかにCTを撮影し出血を確認します。
もし出血が確認できない場合、熟練した脳外科医による腰椎穿刺により髄液検査を行います。

なぜ、熟練した脳外科医がいいのかというと、本来頭蓋内圧亢進の疑いがあると腰椎穿刺は禁忌なのです
。頭蓋内圧亢進症で腰椎穿刺を行うと脳ヘルニアの危険が高まるです。

しかし、クモ膜下出血に関しては、クモ膜下出血の見逃しの方が重篤であるため腰椎穿刺をおこなうこともあるのです。

今回は頭痛やクモ膜下出血に関する記事をかきました。

今後、さらに詳しく書いていくこともあると思います。今日はざっくり、頭痛にも色々な種類があるんだなって思ってもらえたらオッケーです。







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タグ:医学 神経
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